February 3, 2012
[ウォルマート] 女性500人が差別でEEOCにクレームを提出
ウォルマートでいま働いている、または働いたことのある500人の女性が、給与と昇進で女性差別があったとしてEEOC(雇用機会均等委員会) にクレームを提出しました。
2001年に同様の理由で数人の女性が裁判を起こし、集団訴訟としての認められるのかどうかが争点となって最高裁まで争われ、昨年の6月に不可という判決が出たことはエントリーしました。
[ウォルマート] 米連邦最高裁が性差別訴訟を集団訴訟とは認めず
全企業を通してシステマチックに差別が行われたわけではないから集団訴訟としてまとめて扱うことはできないというのが最高裁の判断だったわけですが、逆に言うとエリア別、ケース別に訴訟を起こせば良いということになるわけです。
今回は5つの州の女性がまとまってクレームを提出したようです。
またEEOCにクレームを出したと言うことは、今度は裁判所ではなくEEOCが主体となるわけですね。
おそらくまずクレームの内容を整理し、場合によってはウォルマートに和解を持ちかけ、破談となるとEEOCが後ろ盾となって訴訟が起こされる、というステップになるのでしょう。
原告側が戦略を変えた、ということですかね。
原告側と言うよりも、集団訴訟を生業とする弁護士企業、という表現が正しいかな。
この問題、いろいろ考えさせられます。
こういうことをコツコツ積み重ねてきたことでアメリカの女性の地位は向上してきた。日本の企業内における差別はまだまだ根が深いものがあります。
一方、訴訟によって企業から金をかすめ取ろうとする弁護士や一般人もアメリカには非常に多い。まずはとりあえず訴訟、という感じですから。
一時期、"ウォルマートはひどい会社だ"プロパガンダが流布したことがありましたが、こういう背景があるんだということを我々日本人は知っておく必要があると思います。
投稿者: 鈴木敏仁 ( 5:25 PM )
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February 2, 2012
[アップル] 単位面積当たりの売上高は全米一
アップルストアの単位面積当たりの年間売上高は4,709ドル/スクェアフィートだそうです。CNN/Money誌が報じたもので、記事ではホワイトハウスの単位面積当たりの不動産価格$4,752と比較して、ジョークですが"アップルストアはホワイトハウスと同じ価値だと"主張しています。
平方メートル当たりになおすと$50,687ドル。
いまの為替レートだと3,862,000円。円高を考慮しても400万円以上はあるということになりますね。
しかもアイテム数が圧倒的に少ない。
ちなみにアメリカでアップルストアに次ぐのはティファニーの$2,974で、2,000ドル近い差があります。
余談ですが、英ディクソンのブロウェットをトップに据えた人事を"ギャンブル"だと表現している記事がありました。
これだけの繁盛チェーンストアを引き継ぐわけですから、ブロウェットの責任も重いですね。
投稿者: 鈴木敏仁 ( 3:21 PM )
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February 1, 2012
[バーンズ&ノーブル] アマゾン出版による書籍の販売を中止
アマゾンはここ数年出版事業を強化しています。自らが執筆者と契約し、自らが本を出版し、販売する。出版社や問屋(日本だと取り次ぎ)を通さない分、執筆者もアマゾンも利益が高くなる。
特に昨年出版事業の経営に長く携わる人材をヘッドハントし強化姿勢が鮮明になっていたのですが、バーンズ&ノーブルが対抗するためにアマゾン本の販売中止を正式に発表しました。
アマゾンは競合企業に対し紙版は流通させるがデジタル版はダメ(つまりアマゾンでないと買えない)という流通戦略を取っていて、バーンズ&ノーブルはこの戦略に対して反対声明を出しています。
つまり両方売れるならまあとりあえずいいけど、デジタル版を規制するなら両方売らないよ、ということですね。
このアマゾンの出版事業は書籍流通を大きく変えるポテンシャルがありまして、ビジネスウィーク誌が特集記事を掲載したばかりです。
これ、言い換えると書籍分野にPBを作っているわけで、よく考えると凄いことなんですね。書き手を守るという名目の下ガチガチに規制して業界を守ろうとしている日本の書籍流通業界では考えられないことじゃないかと思います。
バーンズ&ノーブルだけじゃなくて、中小の独立書籍店もアマゾン本を置かない可能性が高い。
アマゾンがどう対処するのか。
このバトルは行方をきっちり見守って行く必要があります。
投稿者: 鈴木敏仁 ( 3:48 PM )
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January 31, 2012
[アップル] 空席だった小売事業のトップに英ディクソンのCEOを抜擢
アップルストアの責任者に英ディクソンのCEOジョン・ブロウェットが就任することが発表されました。ディクソンはヨーロッパで第二位の家電チェーンストア、店舗数は1,200店舗です。
アップルストアのトップはJCペニーで新政策を披露したばかりのロン・ジョンソンが移籍してからずっと空席でした。ジョンソンがやめたのは昨年後半のことなので、半年弱ほど空席だったのですが、ジョンソンという優秀な人の後を誰が埋めるのか注目されてきました。
イギリスから人材を持ってくるというのは結構意外でしたが、グローバル企業のアップルらしいと言えばらしいのかも知れません。全361店舗中の3分の1が海外で、今年オープン予定の40店舗中の3分の2は海外だそうなので、海外強化を視野にいれてヨーロッパから人材を持ってきたのかも知れませんね。
スティーブ・ジョブズとロン・ジョンソンというアップルストアを生み育てた二人がいなくなり、このブロウェットという人がどう舵を取っていけるのか。
興味は尽きません。
投稿者: 鈴木敏仁 ( 2:56 PM )
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January 30, 2012
[ウォルマート] マーケティング部門をマーチャンダイジング部門統括下へ組織変更
ウォルマートがマーケティング部門をマーチャンダイジング部門統括へと組織編制に変更を加えるようです。
もともとは、米国ウォルマート事業の責任者、ビル・サイモンがマーチャンダイジング部門を統括していました。
組織図上、マーケティング部門は一つ下がることになるわけですね。
目的はマーチャンダイジングとマーケティングという二つの組織のコーディネーションをいっそう強化することにあるそう。インターネット、ソーシャルメディア、モバイル等によって買い物客の購買行動の変化のスピードが速まっている中、双方のコミュニケーションを高める必要があるという説明ですね。
ただ最初にこのニュースを目にして感じたのは、とうとうマーケティングのプライオリティが低くなったのかな、でした。
アンチウォルマート運動が盛んになったときからウォルマートはマーケティング強化路線をずっと取ってきたのですが、そろそろ路線を変えるときが来たと判断したのかなと。
このあたりは関係者に確認してみないと正確なところは分かりませんが、なんとなくそんな印象を持ってます。
投稿者: 鈴木敏仁 ( 2:30 PM )
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January 27, 2012
[JCペニー] 経費削減にも取り組み収益を改善
JCペニーが二日間にわたる政策発表のカンファレンスを催しました。初日がオペレーション関連、二日目がファイナンシャル関連で、オペレーションの改革については一昨日すでにエントリーしました。
昨日が二日目だったのですが、経営数値の改善に取り組むとし、その結果として今年度の業績予測をかなりポジティブに引き上げて、株価が19%近く高騰しました。
取り組み内容をまとめると、以下の3つになるようです。
・組織の階層を減らしてスリム化する。
・販促が減るので店頭のレイバーコストが下がる。
・販促が減るので広告費が減る。
これによって販売管理費が減る。
前日に発表した新プログラムには店舗内の改装を伴うものも含まれていますが、経費削減の効果もあって、投資コストはすべてキャッシュフロー内でまかなうことができるとしていて、これも好感して株価が上がったようですね。
考えてみるとロン・ジョンソンがCEOに就任したのは11月1日なんですね。成否はとりあえずおいて、わずか3ヶ月弱でこのレベルの改革をで練り上げてアクションを起こしてしまうというところに、この人の能力値の高さが表れているんじゃないでしょうか。
投稿者: 鈴木敏仁 ( 3:14 PM )
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January 26, 2012
[ウォルマート] 夜間シフトのグリーターを廃止
ウォルマートが夜間シフトのグリーターを廃止するそうです。
正確には第3シフト、夜の22時から朝の7時までの時間帯でグリーターを置かないことに決めたとのこと。
目的はもちろんコスト削減、経費の見直しと改善は終わることの無い取り組みですが、とりわけ売上の伸びが鈍化しているウォルマートにとっては最重要課題ですから、こういう変更は今後も増えることでしょう。
このニュース、メディアがけっこう取り上げています。
店内のわずか一人の、しかも夜間シフトの変更をなぜメディアが取り上げるのかというと、グリーターはサム・ウォルトンが作り上げたビジネスモデルの象徴的な存在だからですね。今でもグリーターを採用する企業は寡少で、ウォルマートならではのユニークな存在であり続けています。
まあ、正直なところ、客数の少ないこの時間帯に入り口に人を一人貼り付けるというのも無駄な話でして、廃止は当然かなという気がします。
投稿者: 鈴木敏仁 ( 1:09 PM )
| ウォルマート2012





