February 9, 2012
[ウォルマート] カナダの設備投資プランを発表
ウォルマートがカナダの設備投資プランを発表しました。新店、改装、リロケーションで投資額は7億5000万ドル、対象としている73店舗の半分以上はスーパーセンターに転換するとのこと。またこれにはターゲットから取得したゼラーズ39店舗も含まれています。
ターゲットによるカナダ進出の詳細が徐々に明らかになってきている中、おそらく受けて立つためにスーパーセンター化を急ぐということなのでしょうね。
ターゲットのカナダ進出一号店は来年の早々のことですから、その前に半分以上を改装してしまうということでしょう。
カナダは広大な国ですが人口が少ないので小売業界は寡占化しています。そういう状況の中で、ウォルマートとターゲットの競合が始まることがどういう影響を及ぼすのか、興味は尽きません。
投稿者: 鈴木敏仁 日時: 6:34 PM |
February 3, 2012
[ウォルマート] 女性500人が差別でEEOCにクレームを提出
ウォルマートでいま働いている、または働いたことのある500人の女性が、給与と昇進で女性差別があったとしてEEOC(雇用機会均等委員会) にクレームを提出しました。
2001年に同様の理由で数人の女性が裁判を起こし、集団訴訟としての認められるのかどうかが争点となって最高裁まで争われ、昨年の6月に不可という判決が出たことはエントリーしました。
[ウォルマート] 米連邦最高裁が性差別訴訟を集団訴訟とは認めず
全企業を通してシステマチックに差別が行われたわけではないから集団訴訟としてまとめて扱うことはできないというのが最高裁の判断だったわけですが、逆に言うとエリア別、ケース別に訴訟を起こせば良いということになるわけです。
今回は5つの州の女性がまとまってクレームを提出したようです。
またEEOCにクレームを出したと言うことは、今度は裁判所ではなくEEOCが主体となるわけですね。
おそらくまずクレームの内容を整理し、場合によってはウォルマートに和解を持ちかけ、破談となるとEEOCが後ろ盾となって訴訟が起こされる、というステップになるのでしょう。
原告側が戦略を変えた、ということですかね。
原告側と言うよりも、集団訴訟を生業とする弁護士企業、という表現が正しいかな。
この問題、いろいろ考えさせられます。
こういうことをコツコツ積み重ねてきたことでアメリカの女性の地位は向上してきた。日本の企業内における差別はまだまだ根が深いものがあります。
一方、訴訟によって企業から金をかすめ取ろうとする弁護士や一般人もアメリカには非常に多い。まずはとりあえず訴訟、という感じですから。
一時期、"ウォルマートはひどい会社だ"プロパガンダが流布したことがありましたが、こういう背景があるんだということを我々日本人は知っておく必要があると思います。
投稿者: 鈴木敏仁 日時: 5:25 PM |
January 30, 2012
[ウォルマート] マーケティング部門をマーチャンダイジング部門統括下へ組織変更
ウォルマートがマーケティング部門をマーチャンダイジング部門統括へと組織編制に変更を加えるようです。
もともとは、米国ウォルマート事業の責任者、ビル・サイモンがマーチャンダイジング部門を統括していました。
組織図上、マーケティング部門は一つ下がることになるわけですね。
目的はマーチャンダイジングとマーケティングという二つの組織のコーディネーションをいっそう強化することにあるそう。インターネット、ソーシャルメディア、モバイル等によって買い物客の購買行動の変化のスピードが速まっている中、双方のコミュニケーションを高める必要があるという説明ですね。
ただ最初にこのニュースを目にして感じたのは、とうとうマーケティングのプライオリティが低くなったのかな、でした。
アンチウォルマート運動が盛んになったときからウォルマートはマーケティング強化路線をずっと取ってきたのですが、そろそろ路線を変えるときが来たと判断したのかなと。
このあたりは関係者に確認してみないと正確なところは分かりませんが、なんとなくそんな印象を持ってます。
投稿者: 鈴木敏仁 日時: 2:30 PM |
January 26, 2012
[ウォルマート] 夜間シフトのグリーターを廃止
ウォルマートが夜間シフトのグリーターを廃止するそうです。
正確には第3シフト、夜の22時から朝の7時までの時間帯でグリーターを置かないことに決めたとのこと。
目的はもちろんコスト削減、経費の見直しと改善は終わることの無い取り組みですが、とりわけ売上の伸びが鈍化しているウォルマートにとっては最重要課題ですから、こういう変更は今後も増えることでしょう。
このニュース、メディアがけっこう取り上げています。
店内のわずか一人の、しかも夜間シフトの変更をなぜメディアが取り上げるのかというと、グリーターはサム・ウォルトンが作り上げたビジネスモデルの象徴的な存在だからですね。今でもグリーターを採用する企業は寡少で、ウォルマートならではのユニークな存在であり続けています。
まあ、正直なところ、客数の少ないこの時間帯に入り口に人を一人貼り付けるというのも無駄な話でして、廃止は当然かなという気がします。
投稿者: 鈴木敏仁 日時: 1:09 PM |
January 20, 2012
[ウォルマート] サムズCEOのブライアン・コーネルが退任
サムズCEOブライアン・コーネルの退任が発表されました。後任は米国ウォルマートのイーストビジネスユニットの責任者、ロザリンダ・ブルーワー(Rosalind Brewer、発音からするとロザリンドゥですが、なんとなく座りが悪いのでロザリンダとしてます)。
この人事は結構意外でした。
サムズはいま好調でして、コーネルの貢献度は非常に高かったんですね。このままの業績を維持していれば、近いうちにまた別の部署に異動して、そこで業績を上げれば、本社の・・・なんていう道筋が見えてきていただけにびっくりです。
どうやら家族が東海岸にいるようで、家族と近くにいることを選択した、なんてことがコメントとして書かれています。前職はセイフウェイでその時から家族と離れていたんでしょうかね。プライベートな話はよく分からないのですが、ウォルマートとしては少々痛い人材の流出だと思います。
またブルーワー(49)は、関連企業のサムズではありますがウォルマートで初の女性CEOでして、異動2つともに注目を浴びる人事となっています。
投稿者: 鈴木敏仁 日時: 2:03 PM |
January 19, 2012
[ウォルマート] 新商品コンテストをネットで企画
ウォルマートが新商品を消費者に選んでもらうコンテストをはじめました。主体は@WalmartLab。
参加者は新商品の説明とビデオをサイトにアップロードし、消費者が投票し、3位までに選ばれた商品はウォルマート・コムで販売され、1位はウォルマートのホームページで目玉として販促され、店頭でも販売されるというイベントです。
イベントのサイトはこちら。
Get on the Shelf
ルールは以下の通り。
・大企業から小企業まで誰でも参加可能、ただし今までウォルマート(ネット含む)ですでに売られている商品は不可、海外からの参加も不可
・締め切りは2/22
・最初の投票は3/7~4/4で、ここで上位10商品を決定
・2度目の投票は4/11~4/24で、ここでトップ3商品を決定
・ウォルマート社員は投票できない
忙しいバイヤーが気づかない埋もれている商品を掘り起こすことが目的だということはよくわかりますが、このイベントそのものがプロモーションとなっているので、見つけ出すことと販促することが同時に実現できるというなかなか優れたアイディアです
まさに一石二鳥。
それと不特定多数の意見を集約するという意味ではまさにウェブ時代の企画と言えます。
要注目ですね、これは。
投稿者: 鈴木敏仁 日時: 6:22 PM |





