March 11, 2010
[スーパーバリュ] 3400店舗で一週間限定のプロモーションを実施
スーパーバリュが3,400店舗で一週間に期間を限定したプロモーションを複数のサプライヤーと計画していることが分かりました。CEOのクレイグ・ハーカートが証券会社のカンファレンスで言及したものです。
「3,400店舗で何かをするということは今まで経験したことがない」(ハーカート)
スーパーバリュは直営店舗として11チェーンを所有していますが、それぞれが別事業体として運営されてきましたので、全店舗でまとめて投入するプロモーションを実施したことがなかったわけですね。
この直営チェーンは約2,500店舗なのですが、そのうちセブアロットが1,170店舗なので、マイナスすると1,330店舗、直営ではない取引先としての小売店舗数が2,200店舗なのでこれを加えると、3,530店舗となります。
実はこのプロモーションにセブアロットを含めるのかどうかについての言及がないのですが、NBのアソートメントが違うので含めないんじゃないかと思い、とすると直営以外の取引先スーパーマーケットを含めての3,500店舗の可能性が高い。
だとすると、なかなかユニークな販促キャンペーンと言うことになります。
いずれにしても、ハーカートがCEOになって取り組もうとしていることの一端がうかがえるプログラムではないかなと感じています。
投稿者: 鈴木敏仁 ( 2:01 PM )
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March 10, 2010
[ターゲット] モバイルクーポン開始、少しずつ広がる非接触型システム
ターゲットがお客の携帯端末へ値下げクーポンを発信するサービスを開始しました。画面に表示されるコードをスキャンするタイプなんですね。
スキャンできず、表示されるコードナンバーをレジでキャッシャーが打ち込まなければならなかったアメリカの携帯クーポン環境において、一歩先んじるプログラムの導入となりました。
仕組みはというと、電話番号を登録しておくとSMSメッセージが届き、そこからモバイル端末のブラウザでクーポンのページに飛んで、レジでこれをスキャンしてもらう、という流れです。
ただし更新は月に一回だけで、今のところ効果は今ひとつかなと。まだ実験段階なのかもしれませんね。
日本との違いは当然のことながらスマートフォンを前提としている点でしょう。
それと、POSスキャナーを使用する点でしょうか。このあたりまだ詳しいことは分からないのですが、特定のリーダーデバイスをレジ周辺に置かないということは、POSシステムをいじることで可能としたようですね。
実はスタバがiPhoneを使った非接触型のペイメントシステムを18店舗で実験しています。
ようやくアメリカでも非接触型が普及しはじめたようです。
投稿者: 鈴木敏仁 ( 2:52 PM )
| ターゲット
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March 9, 2010
[ウォルマート] プロジェクトインパクトの成否は?
複数のメディアがウォルマートの苦戦についての記事を掲載しています。
一つ目はアソートメントを絞り込みすぎたため客が離れてしまい、SKUを少しずつ戻し始めているという話。
二つ目は価格競争力を失いつつあるのではないかという話。ターゲット、バリューディスカウントストア、スーパーマーケットが狙い撃ちしていて、お客の認識も変わりつつあるんじゃないかというストーリーです。
昨年度の業績については先月すでにエントリーしましたが、既存店成長率がマイナス成長でした。上場以来初めてなんじゃないかと書いたのですが、どうも社史上初めてということのようですね。
このマイナスの理由が、絞り込みすぎと、価格戦略、の2つにあるというわけです。
業界のいろいろな人に感想を聞いているのですが、プロジェクトインパクトについてはやはり賛否がありまして、そして否定意見については同社幹部はちゃんと認識してはいます。
でもとにかくやらねば、ということなんですね。
私自身がよく日本の方から「これどうなんですか?」とよく聞かれるのですが、「分かりません」としか答えようがない。ただ、商品があふれてくるような賑やかさがなくなってしまったことは事実で、それをアメリカの消費者がどう受け止めるのだろうかというのが、私が個人的に知りたいところではあるんです。
これもすでに書いたことなのですが、既存店の売り上げは落ち気味なんだけど、経営数値のベンチマーク数値は極めていい。
つまり、これからの時代売上は落ちる、だから落ちてもいいようなリーンなモデルにしようとしている、ということなのかもしれないなと。
まあこのあたりは私がなんとなく感じていることに過ぎないので、あまり信用はしないでください。
ウォルマートの業績はしばらくウォッチしなければいけません。
《追記》
東洋経済3/13号(3/8発売)に拙文が掲載されています。
特集「百貨店・スーパー大閉鎖時代!」の中の「海外百貨店事情」、です。
いつも業界誌での執筆なので宣伝しないのですが、今回は皆さんが手に取ることができる一般誌なので、書かせていただきました。
ぜひお読みください。
投稿者: 鈴木敏仁 ( 2:13 PM )
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March 8, 2010
[ウォルマート] マーケットサイドのPBブランド化
ウォルマートがマーケットサイドのホームページを先週リニューアルして再オープンさせたのですが、店舗情報が消えてなくなりました。
実は実験店舗としてオープンしてしばらくしてホームページから店舗情報がなくなり、これはひょっとすると店舗はもうだめなのかなと思っていたのですが、今回のリニューアルで再び店舗情報が欠落していると言うことは、現時点における同社のスタンスはもう明らかです。
先週サステナビリティ・コンソーシアムの責任者と面談しにフェニックに行きました。このとき2店舗に立ち寄ったのですが、1店舗目には店内になんとお客がゼロで閑散としてました。平日とは言うものの、午後の4時ですからこれはちょっと問題かなと。
ネットの状況とリアルな店舗を見るに、やはり現状ではうまく行っていないんだろうなと思います。
ウォルマートはこの"マーケットサイド"という名称を、フレッシュ(生鮮青果や総菜)分野のPBで使っていこうとしています。そろそろ全米展開し始めているかもしれませんが、私の知っている限りではダラスやフェニックスなど一部の地域から販売をスタートしています。
おそらく本当は、店舗とブランドを平行して進化させたかったんでしょうね。
そういえば、セイフウェイの小型フォーマット、ザ・マーケットも増えてません。
大型店舗の運営ノウハウと小型店舗の運営ノウハウはかなり違うということを感じます。
投稿者: 鈴木敏仁 ( 3:15 PM )
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March 5, 2010
最も賞賛される企業、小売業界のトップはウォルマート
フォーチュン誌が恒例のWorld's Most Admired Companies(最も賞賛される企業)50社を公開しました。
トップはアップル、2位がグーグル。
賞賛されると言うよりも、いま世界で最もホットな企業2社、という感じですね。
さてこの中から小売企業を抜き出すと・・・。
9位:ウォルマート
21位:コストコ
22位:ターゲット
30位:ノードストロム
37位:ベストバイ
46位:ロウズ
メイン業態としてのスーパーマーケットとドラッグストアが入っていないです。
アメリカの今を反映するような6社じゃないでしょうかね。
投稿者: 鈴木敏仁 ( 1:53 PM )
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March 4, 2010
[コストコ] 変わらず増収増益をキープ
コストコが第2四半期の業績を発表しました。この企業は8月期末のためいまがちょうど中間決算なのですが、2月14日が第2四半期末なので歳末を含んだ数字となります。
売上高は11%増、最終利益高25%増で増収増益。
既存店成長率は、アメリカが5%増、海外が26%増、ガソリンインフレと為替の影響を除いた既存店成長率は、アメリカが2%増、海外が10%増となっています。
また会員費は8.7%増、値上げしていませんので、会員がネットで増えていることを意味しています。
こちらは昨年同時期のエントリー。
相変わらず好調、最低価格でシェア拡大を目指す
同じようなタイトルなのですが、変えようがありません。
既存店成長率が落ちているのが少々気になるのですが、しかしこの企業は相変わらず強い。
我が家から最も近いコストコはウィークデーでも駐車スペースを探すのに苦労するほどで、驚くほど繁盛しています。
いつまでも成長し続けることは不可能なわけで、例えばウォルマートですらもいま業革のまっただ中にいるのですが、コストコに限って言うとスローダウンという言葉が無縁です。
この勢い、いつまで続くんでしょうね。
投稿者: 鈴木敏仁 ( 11:37 AM )
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March 3, 2010
[フレッシュ&イージー] 店舗デザインのマイナーチェンジ
フレッシュ&イージーは昨年なかばから新しい売場の導入を始めています。冷食の業界誌でこの変更を公式にコメントしました。
一つ目はフリーザーを増やしての冷凍食品の強化ですね。
すでに120店舗をこのタイプに改装してます。
このフリーザー、アルディが入れいてる平台形式でアメリカでは珍しいタイプ、これをゴンドラに組み込んでます。
フレッシュ&イージーの平台型フリーザー
二つ目はパネルや売場サインを若干変更、60店舗をこのタイプに改装しているそうです。
昨日フェニックスで新店を見てきたのですが、このコメントを読んで、ああこれだったのかと気づきました。
さて冷食ですが、別の業界誌でダラーツリーも強化を打ち出してます。
昨年は197店舗に導入して全体のおよそ3分の1となり、今年はさらに225店舗に導入予定だそうです。
ダラーツリーの冷食売場
冷食は初期コストがかかりますが、店頭作業は加工食品とほぼ同じ、廃棄ロス管理も比較的容易なので、非食品メインのフォーマットでも導入が可能です。
導入目的は来店頻度のアップですね。
先月ターゲットのPフレッシュについてエントリーしましたが、ディスカウントストアにもかかわらず陳列線の長さはもともとスーパーマーケット並みだったりします。
フレッシュ&イージーが冷食を強化するのも、フォーマットの特性を考えると納得できるわけです。
投稿者: 鈴木敏仁 ( 2:24 PM )
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